1年生・避難行動学
第11回:助け合いの、ルール
2025年10月20日(月) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
避難所で、ぐっすり眠るための知恵。これで夜は一安心ですね。
では、昼間はどうでしょう。避難所には、赤ちゃんからお年寄りまで、様々な事情を抱えた人々が集まります。その“小さな社会”で、気持ちよく過ごすためのルールについて、考えてみましょう。
ちさまる
ルールかぁ…。そういえば来週、数学Aの、テストだよね…。確率、ぜんぜんわかんないや…。
あっ、そうだ!コレクトちゃん、頭いいから、数学、教えてよ!これも、助け合い?
コレクト
…やれやれ。それは共助ではなく、あなたの怠慢です。ですがまあ、いいでしょう。この授業の後に、レクチャーの時間を設けます。
本題に戻します。避難所運営の要点は、“役割分担”です。全員が、“お客さん”では、機能しません。
“自分に、できること”を、探そう
ふふ、良いですね。コレクトさんに、数学を、教えてもらう。それも、立派な助け合いですよ。
避難所で、何か特別なことをする必要はありません。「自分にも何か、できることはないかな?」と、周りを見渡してみる。その気持ちが大切なのです。
例えば、力持ちの人は物資の運搬を。料理が得意な人は、炊き出しの手伝いを。子供の遊び相手ができる人も、いるでしょう。トイレ掃除や、ゴミの分別など、誰もがやらなければならない仕事も、あります。
自分から手を挙げる、小さな勇気。それが、避難所というチームを支える、大きな力になるのです。
ちさまる
そっか!ぼく、力持ちじゃないけど、お話しするのは得意だよ!
しょんぼりしてる、おじいちゃんとか、おばあちゃんがいたら、そばに行って、「大丈夫?」って、お話し相手になる!それなら、できる!
フォリオ先生
…素晴らしい。ちさまるくん、それこそが、最高の、ボランティアですよ。
困っている時に、「手伝おうか?」と、声をかける思いやり。そして、手伝ってもらった時に、「ありがとう」と伝える、感謝の気持ち。その心のキャッチボールこそが、大変な避難生活を乗り越える、一番のエネルギー源になるのです。