私立 知災高等学校 校章 私立 知災高等学校

1年生・避難行動学

最終回:“日常”という、ゴール

2025年10月24日(金) 1時間目 担当:フォリオ


フォリオ先生

フォリオ先生

今日で、避難行動学の授業も最後になります。皆さん、本当によく頑張りました。

地図を作り、服装を学び、避難所での暮らしを想像しましたね。では、その避難生活の、本当の「ゴール」とは、何だと思いますか?

おかえり、と喜ぶちさまる

ちさまる

ゴール?それは、もちろん、自分のおうちに、帰れることだよ!

「ただいまー!」って、玄関を開けて、ふかふかのベッドで、眠る!それが、ゴール!

復興プランを見るコレクト

コレクト

物理的な帰宅は、フェーズの一つに過ぎません。ライフラインの復旧、インフラの再建、そして、何より、“心の平穏”を取り戻すまで、災害は終わりません。

“復興”とは、単に元に戻すことではなく、災害の教訓を活かし、より安全な社会へと再構築する、長期的なプロセスです。

“忘れない”ことが、未来への、備え

二人とも、正解です。家に帰ること、そして、心が穏やかになること。その両方が揃って、初めて、日常が戻ってきたと言えるでしょう。

そして、その日常が戻ってきた時に、一番大切にしてほしいことがあります。それは、“忘れない”ということです。

おじいさんになったちさまるが、小さな子供に、防災頭巾を被せてあげながら、昔の体験を語り聞かせている様子の、温かいイラスト

避難生活で、何に困ったか。何が、嬉しかったか。誰に、助けてもらったか。その一つ一つの記憶こそが、次の災害に備えるための、“最高の教科書”になります。

そして、その体験を、家族や次の世代に語り継いでいくこと。それこそが、私たちがこの悲しい出来事から学べる、最も尊い贈り物なのですよ。