私立 知災高等学校 校章 私立 知災高等学校

1年生・家庭防災学

第7回:家族の約束
“連絡方法”と“集合場所”

2025年6月27日(金) 1時間目 担当:フォリオ


フォリオ先生

フォリオ先生

家の中の備えは完璧ですね。ですが、大きな地震は家族みんなが家にいる時に起こるとは限りません。

お父さんやお母さんは会社。皆さんは学校。そんな風に、みんながバラバラの場所にいる時に、もしもが起きたら…。まず、何をしますか?

電話をかけようとするちさまる

ちさまる

えっ…と、まずスマホで連絡する!「大丈夫ー?」って!

でも…もしスマホの電波がなかったら…?どこに行けば会えるんだろう…。急に不安になってきた…。

コレクトの通信戦略

その不安は論理的に正しいです。大規模災害時、電話回線は安否確認の電話が殺到し、極端に繋がりにくくなります。これを“輻輳(ふくそう)”と呼びます。

しかし、このような状況でも、比較的繋がりやすい連絡手段が存在します。

  • 災害用伝言ダイヤル(171)
    「171」に電話をかけ、自分の安否情報を音声で録音・再生できるサービスです。
  • 災害用伝言板(web171)
    インターネットを通じて安否情報を文字で登録・確認できるサービスです。
  • SNSの活用
    電話よりもデータ通信の方が繋がりやすい場合があります。X(旧Twitter)などで「#安否確認」といったハッシュタグを使って発信するのも有効です。

重要なのは、「もし電話が繋がらなかったら、次はこの手段を試そう」と事前に家族で話し合っておくことです。

ネットワークを解説するコレクト

コレクト

連絡手段は複数用意しておくこと。それが通信障害に対するリスク分散の基本です。

フォリオ先生の知恵袋:“魔法の待ち合わせ場所”

連絡手段と同じくらい大切なのが、“会う場所”の約束です。

連絡が取れなくても、「ここに行けば誰かに会える」と思えるだけで、心の支えになります。この約束には、二つの段階を設けておくと完璧です。

家の近くの公園と、少し離れた学校のイラストが、矢印で結ばれている。
  1. 第一集合場所:家のすぐ近くの公園や広場など。「家が火事や倒壊で危険な場合」にまず集まる場所。
  2. 第二集合場所:地域の避難所として指定されている学校や公民館など。「地域全体が危険な場合」に集まる場所。

「もし家が危なかったら、まず〇〇公園ね。それでも会えなかったり、街全体が危なかったりしたら、△△小学校に行こう」。この二段階の約束が、家族の絆を守る魔法になるのです。

フォリオ先生

フォリオ先生

連絡の方法と会う場所。この二つの約束は、お金も道具もいりません。必要なのは、家族で一度顔を合わせて話し合う時間だけです。

ぜひ、今日の宿題にしましょうか。おうちに帰ったら、「私たちの魔法の待ち合わせ場所はどこにする?」と切り出してみてください。