1年生・防災総論
第12回:一人じゃないよ“助け合いの心”
2025年5月23日(金) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
前回は自分の身を自分で守る「自助」について学びました。これは防災の基本であり最も大切なことです。
しかし災害という大きな困難に一人で立ち向かうのは限界があります。そこで重要になるのが、本日学ぶ「共助」、つまり“助け合いの心”なのです。
ちさまる
きょうじょ?ご近所さんと仲良くする、みたいなことかな?
ぼくんちの隣のおばあちゃん、重い物を持てなくて困ってたから、この前お手伝いしたよ!
“顔の見える関係”が、最強の防災
ちさまるくん、それこそが「互助・共助」の第一歩であり、全てです。素晴らしいですね。
大きな災害が起きた時、消防車や救急車はすぐには来てくれません。そんな時、倒壊した家の下から助け出してくれるのは誰でしょうか。それは多くの場合、遠くの救助隊ではなく「隣に住んでいる人」なのです。
普段から挨拶を交わし「隣にはおばあちゃんが一人で住んでいる」「あそこのおうちには赤ちゃんがいる」とお互いに知っていること。この“顔の見える関係”こそが、いざという時に「あの人は大丈夫だろうか」と気にかけ合う力になり、何より強い防災になるのです。
コレクト
合理的です。行政による「公助」には限界があります。地域コミュニティによる「互助・共助」が機能することで、救助や支援の空白時間を埋め、全体の生存率を向上させるのです。
豆知識ですが、阪神・淡路大震災で救助された人のうち、約8割が家族や隣人など、市民自身によって助け出されたというデータがあります。
フォリオ先生
特別な訓練は必要ありません。「おはようございます」の一言から始めてみましょう。
自分にできる範囲で、周りの人を少しだけ気に掛ける。その小さな優しさの積み重ねが、災害に強い、しなやかな社会を創っていくのですよ。