私立 知災高等学校 校章 私立 知災高等学校

1年生・防災総論

第9回:情報という、命綱

2025年5月12日(月) 1時間目 担当:フォリオ


フォリオ先生

フォリオ先生

水や食料、トイレの備えは「体の命綱」と言えるでしょう。今日はもう一つの命綱、「情報の命綱」について学びます。

災害が起きた時、何が一番怖いか。それは「何が起きているか分からない」という状態なのです。

不安なちさまる

ちさまる

わかる…。停電してスマホの電波もなかったら、外がどうなってるか全然わかんないもんね…。避難したほうがいいのかな?でも、どこへ…?って、すごく不安になると思う。

情報を受信するコレクト

コレクト

その通りです。適切な情報がない状態での行動は、リスクを増大させます。そこで重要になるのが、“情報収集手段の、多重化”。つまり、一つの手段に頼らないことです。

スマートフォンは非常に優秀なツールですが、停電や通信障害には脆弱です。そのバックアッププランを事前に用意しておくことが、生存戦略の基本となります。

スマホ“以外”の、情報源

コレクトさんの言う通り、スマホだけに頼るのは危険です。では、他にどんな情報源があるでしょうか?

手回し充電ラジオと、紙のハザードマップが並んでいるイラスト
  • 携帯ラジオ
    電池や手回しで動くラジオは、災害情報を伝える放送局の電波さえ届けば、最も確実な情報源になります。
  • ハザードマップ(紙)
    事前に印刷したり、役所で手に入れたりした紙の地図です。自分の住む地域の危険な場所が一目で分かります。
  • ご近所さんとの会話
    「〇〇地区に給水車が来たらしいよ」といった口コミ情報も、時には何より役立つ貴重な情報源になります。

これらを、スマホと組み合わせて使うことで、情報の精度と確実性は飛躍的に高まるのです。

フォリオ先生

フォリオ先生

そして、もう一つ大切なこと。それは、「情報を、伝える」ことです。

遠くに住む家族に「自分は無事だよ」と一言伝えるだけで、どれだけ安心させられるか。災害用伝言ダイヤル(171)の使い方なども、事前に家族で話し合っておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。