1年生・防災総論
第8回:水とトイレは“命綱”
2025年5月9日(金) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
ゴールデンウィークはゆっくり休めましたか?さて、気持ちを切り替えて授業を始めますよ。
今日は、人間が生きていく上で絶対に欠かすことのできない二つのテーマ、「お水」と「トイレ」について学びます。少し直接的なお話もしますが、命に関わるとても大切なことです。
コレクトのデータ解析
人体の約60%は水分で構成されています。成人男性の場合、1日に最低でも2.5リットルの水分補給が必要とされています。
このうち食事で摂取できるのは約1リットル。残りの1.5リットルは飲料水として補給しなければ、脱水症状を引き起こし、生命活動に支障をきたします。調理などを考慮すると、備蓄の目安は「1人1日3リットル」が推奨値です。
ちさまる
お水、そんなにたくさん飲むんだね!
えへへ…。あと、トイレも我慢できないもんね…。でも、断水したらおうちのトイレ、使えなくなっちゃうんだよね?
コレクト
その通りです。そして、これは極めて深刻な問題です。過去の大災害では、トイレを我慢するために水分や食事を控えてしまい、体調を崩す“二次被害”が多数報告されています。
特に衛生環境の悪化は感染症の温床となり、コミュニティ全体の生存確率を著しく低下させます。“排泄の問題”は“食事の問題”と同等、あるいはそれ以上に重要な課題なのです。
“出す”ための備え
コレクトさんの言う通り、「“出す”こと」は「“飲む”こと」と同じくらい大切な命の営みです。だからこそ、そのための備えが必要不可欠なのです。
最も有効なのが、「携帯トイレ(簡易トイレ)」です。便器に袋をかぶせ、用を足した後に凝固剤を振りかけることで、水分を固め、匂いを防ぎます。
これさえあれば、断水時でも衛生的でプライバシーを守りながら、生理現象に対応できます。備蓄の目安は、「1人1日5回分×最低7日分」。これもぜひ備えておいてほしい大切なアイテムです。
フォリオ先生
飲むための「水」。そして、出すための「携帯トイレ」。
この二つは、私たちの“尊厳”を守ってくれる、お守りのようなものです。少し直接的な話でしたが、しっかりと覚えておいてくださいね。