1年生・防災総論
第5回:“二つのカバン”の物語
2025年4月25日(金) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
“ローリングストック”という魔法のお買い物術。これで、みなさんのおうちにも少しずつ「もしも」のための備えが増えてきましたね。
ですが、ここでもう一つ大切な物語を知っておかなくてはいけません。それは、“二つのカバン”の物語です。
コレクト
その通りです、先生。備蓄と避難はフェーズが異なります。
「家にたくさん食料があるから安心」という思考は極めて危険です。なぜなら、災害の種類によっては、その安全なはずの「家」そのものから、“直ちに脱出しなければならない”ケースが存在するからです。
一次避難と二次避難
コレクトさんの言う通り、災害時の「避難」には大きく分けて二つの段階があります。
一次避難(非常持出袋)
目的:まず命を守るため、家から安全な場所へ逃げること。
中身:逃げる時に最低限必要なものだけを入れた“究極の厳選アイテム”。重すぎると逃げ遅れてしまいます。
二次避難(備蓄品)
目的:安全な場所(家や避難所)で、しばらく生活を続けること。
中身:ローリングストックで貯めた食料や水など、“生活を支えるアイテム”。持ち出す必要はありません。
ちさまる
そっかー!全然違うんだ!
火事や津波が来てるのに、「えーっと、棚の奥のカップ麺も持っていかなきゃ…」なんてやってたら危ないもんね!
「とにかく逃げるためのカバン」と、「おうちに置いておくごはんの箱」。二つあるんだね!
フォリオ先生
ちさまるくん、完璧な理解です!
この「一次避難」と「二次避難(在宅避難)」の違いを理解することが、“想像力”をさらに進化させる次のステップとなります。
どんな時に「逃げる」必要があるのか。どんな時なら「おうち」に留まれるのか。これからの授業で少しずつ学んでいきましょうね。