私立 知災高等学校 校章 私立 知災高等学校

1年生・防災総論

第2回:“3つの時間”を知ろう

2025年4月14日(月) 1時間目 担当:フォリオ


フォリオ先生

フォリオ先生

さて、前回の授業では「未来の自分を助けるために備える」という心構えについて学びましたね。

では今回は、その「備え」をより具体的に考えるための“魔法の地図”をお渡しします。それが“3つの時間”という考え方です。

Point:防災の物語は三部構成

難しく考える必要はありませんよ。防災とは一本の映画のようなものです。そして、その物語には必ず三つの章があります。

  1. 【事前】(Before):災害が起こる“前”の静かな日常の時間。
  2. 【発災時】(During):地震の揺れなど、災害が起こった“まさにその瞬間”
  3. 【事後】(After):揺れが収まった“後”の避難と生活の時間。

この三つの時間ごとに「何をすべきか」を分けて考えることが、パニックにならず最適な行動をとるための鍵となるのです。

コレクト

コレクト

なるほど…。フェーズ・マネジメントですね。複雑な事象を時間軸で分割し、各フェーズでの最適解を導き出す。極めて論理的です。

特に【事前】のフェーズでどれだけの準備ができたかが、後続のすべてのフェーズの成功確率を左右します。

ちさまる

ちさまる

うーん…?つまり、冒険に出かける“前”に、ちゃんと地図とかお弁当とか準備しておこうねってことかな?

フォリオ先生

フォリオ先生

ふふ、その通りですよ、ちさまるくん。最高のたとえです。

そして、それぞれの時間で大切にすべき“合言葉”があります。

  • 【事前】の合言葉は『想像すること』
    「もしもここでドラゴンが出たら…?」と物語を想像し、剣と盾を用意しておく時間です。
  • 【発災時】の合言葉は『まず、生き延びること』
    ドラゴンが火を噴いたら、難しいことは考えず岩陰に隠れる。自分の命を守る行動だけに集中する時間です。
  • 【事後】の合言葉は『慌てず、行動すること』
    火が収まったら、安全を確認し地図を見て次の村へ向かう。情報と共に次の一歩を踏み出す時間です。

今日のところは、まずこの“3つの時間”“3つの合言葉”があるということだけ覚えておいてください。これからの授業で、一つずつ詳しく見ていきましょうね。