1年生・防災総論
第3回:“想像力”という最強の防災グッズ
2025年4月18日(金) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
さて、前回は防災には「事前」「発災時」「事後」という“3つの時間”があることを学びましたね。
今回は、その最初の時間、【事前】について詳しく見ていきましょう。この時間の合言葉は何だったか、覚えていますか?
ちさまる
はい、はーい!『想像すること』だ!
フォリオ先生
大正解です、ちさまるくん!素晴らしいですね。
「想像力」と聞くと、なんだかフワフワしたものに聞こえるかもしれません。ですが、防災においてこれほどパワフルで具体的な“グッズ”はないのですよ。
コレクトの補足解説
ハザードマップが良い例です。あれは科学的なデータに基づき、「もしもこの川が氾濫したら、あなたの家はここまで浸水する可能性があります」という“未来の物語”を地図の上に描いたものです。
この“科学的な想像力”があるからこそ、私たちは「だから2階に避難しよう」という具体的な行動計画を立てることができます。
コレクト
つまり「想像」とは、“リスクの可視化”。闇雲に怖がるのではなく、敵の姿形と大きさを正確に把握するための、極めて重要な分析プロセスなのです。
フォリオ先生
その通りです。そして、もう一つ大切な想像力があります。
それは、「もしも、いつものアレがなくなったら?」と考えてみることです。
例えば、電気、水道、ガス、インターネット…。私たちは毎日当たり前のように使っていますが、災害時にはこれらが全て止まってしまう可能性があります。そんな時、何に困るでしょうか?
ちさまる
えぇーっ!全部止まっちゃうの!?
お水が飲めないのも、トイレが流せないのも困るよぉ…。スマホでみんなと連絡取れないのも寂しい…。
フォリオ先生
そうですよね。そうやって「困ったな」と想像できたもの、それこそがあなたが【事前】に備えるべきもののヒントになるのです。
「水がなくて困る」と想像できたからお水を備蓄する。「スマホが使えなくて困る」と想像できたからモバイルバッテリーを用意する。
ほら、すべての「備え」はこの「想像力」から始まっているでしょう?