1年生・避難行動学
第8回:“デマ”という、見えない、怪物
2025年10月6日(月) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
電車の中で乗務員の指示を待つ間、皆さんはきっとスマートフォンで情報を集めようとするでしょう。それはとても大切な行動です。
しかし、災害時の情報の世界には、“デマ”という見えない怪物が潜んでいます。それは時に、災害そのものよりも、人々を混乱させる力を持っているのですよ。
ちさまる
デマ?うその、情報ってこと?
えーっ!スマホで、「動物園からライオンが逃げた!」って流れてきたら、ぼく、信じちゃうかも!こわい!
コレクトの、デマ判定フレームワーク
その投稿は、危険です。災害時に拡散される不確実な情報は、人々の不安を煽り、パニックを引き起こします。情報を目にした時、感情的に拡散する前に、一度立ち止まって分析するプロセスが必要です。
以下の3つのフィルターを通して、情報の信頼性を検証してください。
- ①発信者は、誰?
その情報を発信しているのは、公的な機関(気象庁、自治体など)や、信頼できる報道機関のアカウントですか?全く知らない個人の発言ではないですか? - ②いつの、情報?
その情報は「今」のことですか?過去の災害時の写真や情報が、まるで現在の出来事のように拡散されるケースが非常に多いです。 - ③他の、情報源は?
同じ内容を、他の複数の信頼できるアカウントも発信していますか?一つの情報源だけを鵜呑みにするのは危険です。
コレクト
この3つのフィルターを通すだけで、90%以上のデマ情報は見抜くことが可能です。
そして最も重要なこと。それは、“少しでも怪しいと思ったら、拡散しない”ことです。善意の拡散が、結果的に被害を拡大させる最悪のケースを、我々は何度も見てきました。