1年生・家庭防災学
第12回:“もしも”の、お金の、話
2025年7月14日(月) 1時間目 担当:フォリオ
フォリオ先生
皆さん、防災の備えはほとんど完璧になりました。ですが今日は少しだけ大人の話をします。
それは“お金”についてです。災害が起きると、私たちが普段使っているお金のルールが、一時的に変わってしまうことがあるのですよ。
ちさまる
お金!ぼくもお小遣いもらってるよ!これで、購買部のカンパンを買うんだ!
コレクト
その認識にはリスクが内在します。大規模な停電が発生した場合、キャッシュレス決済は機能しません。
スーパーのレジも、スマートフォンの決済アプリも、ATMさえも、全て停止します。その時、唯一価値を持つのは“現金”だけです。
“使える、お金”を、用意しよう
コレクトの言う通り、災害時にはデジタルなお金が使えなくなる可能性があります。ですから、ある程度の現金を防災グッズと一緒にしておくことが大切です。
しかし、ただ現金があれば良いというわけではありません。もう一つ、大切なポイントがあります。
それは“小銭”を用意しておくことです。なぜだか分かりますか?
災害時にはお店もお釣りが不足しがちです。また、公衆電話を使う際には10円玉や100円玉が必須になります。1万円札を持っていても、自販機でジュース一本買えない、という事態も起こりえるのです。
お財布の中に、少しだけ10円玉を多めに入れておく。それも立派な防災なのですよ。
コレクトの、補足:お金以外の“価値”
金融システムが麻痺した際、現金以外のものが“価値”を持つケースも報告されています。
- 食料や水
言わずもがな、生命維持に直結するものは、最も強い価値を持ちます。 - 衛生用品
ウェットティッシュや簡易トイレ、生理用品などは、現金があっても手に入りにくくなります。 - コミュニケーション
「〇〇を少し分けてくれませんか?」「いいですよ」。物々交換や助け合いといった、“信頼”こそが、最大の資産になります。
これは、防災総論で学んだ「共助」の重要性にも繋がりますね。