私立 知災高等学校 校章 私立 知災高等学校

1年生・防災総論

第7回:魔法の詰め方!“パッキング術”

2025年5月2日(金) 1時間目 担当:フォリオ


フォリオ先生

フォリオ先生

「命のスタメン7選」。これで非常持出袋に入れるべきものの基本がわかりましたね。

ですが、ただカバンに詰め込むだけでは、実は100点満点とは言えないのですよ。いざという時、本当に役に立つ魔法。それが、“パッキング(詰め方)”の技術です。

考えるちさまる

ちさまる

えーっ、詰め方にもコツがあるの?

うーん…。たしかに7つもあると、「あれ、ライトはどこに入れたっけ…?」って、真っ暗な中でゴソゴソ探しちゃうかも…。

図解するコレクト

コレクト

その通りです。パッキングとは、“使用頻度”“重量”、この二つの変数を最適化する論理的なプロセスです。

結論から言います。基本原則は、「重いものは上に、そして背中側に」「軽いものは下に」「よく使うものはすぐに取り出せる外側のポケットに」。これが鉄則です。

リュックの“一等地”はどこ?

コレクトさんの言う通りですね。リュックの中にも「一等地」とそうでない場所があるのです。

重い飲料水などを下の方に入れてしまうと、リュックの重心が下がり、歩く時に体が後ろに引っ張られて、とても疲れてしまいます。

防災リュックの断面図。上部・背中側に「重いもの(水など)」、下部に「軽いもの(着替えなど)」、外ポケットに「すぐ使うもの(ライト、ホイッスルなど)」と、文字で示されている。
  • 重いもの
    (水、缶詰など)はリュックの上部、かつ背中に近い場所へ。重心が体に近づき、楽に背負えます。
  • 軽いもの
    (着替え、タオルなど)は下の方へ。重いものの土台になります。
  • すぐ使うもの
    (ライト、ホイッスル、救急セット、携帯ラジオなど)は外側のポケットや一番上に。いざという時、1秒でも早く取り出すためです。
ひらめくちさまる

ちさまる

なるほどー!登山家の人がやってるのと同じなんだね!

使う“物語”を想像して、入れる場所を決めるんだ!夜、停電したら、すぐライトが欲しいもんね!

フォリオ先生

フォリオ先生

その通り!「物語を想像して詰める」。ちさまるくん、最高の言葉です。

そして、もう一つ大切な魔法。それは、“小分け”です。救急セット、洗面用具、貴重品など、同じグループのものは、それぞれ小さな袋にまとめておくと、リュックの中がごちゃごちゃになりません。

さぁ、一度、みなさんも自分の非常持出袋の中身を全部出して、この魔法のパッキング術で詰め直してみては、いかがでしょうか。